日本消費者協会によるアンケートでは、葬儀にかかる費用は飲食費やお布施などすべて含め、平均で約200万円とされています。しかしながら、葬儀費用は参列者の数や葬儀の形式、会場の選択によって大きく異なります。なので、平均額を調べるよりも、具体的な事例から金額をイメージする方が参考になる部分は大きいでしょう。

ここでは、横浜市内の民営斎場の中から公益社の運営する「公益社会館　たまプラーザ」と「公益社　日吉会館」の2つの斎場で葬儀を行った事例と、かかった費用を紹介します。

「公益社会館　たまプラーザ」は横浜市のたまプラーザ駅から徒歩5分に位置するセレモニーホールです。こちらを利用して参列者10名規模・仏式で家族葬を行った事例では、かかった費用は約117万円です。この中には、式場使用料、火葬場費用、葬儀基本料はもちろん含まれています。それだけでなく、お通夜にふるまう料理などの飲食費用、火葬場との移動などで使うマイクロバスの代金などの移動費用も含まれています。更に規模を大きくした事例では、参列者50人規模の一般葬で約141万円、100人規模の事例では184万円となっています。

同じく横浜市内の「公益社　日吉会館」は、たまプラーザにと比べて、規模の小さな家族葬向けの斎場です。こちらで、親族やごく親しい友人だけで20人規模の葬儀を行った事例では、かかった費用は106万円となっています。

こちらはあくまで事例であって、希望する式の形式やオプションなどで差は出てきます。なので、まずは業者に見積もりを依頼することをおすすめしますが、葬儀費用で問題なのは、見積もりで安い基本料金だけを提示されて、後から一般的な葬儀で必要な様々なものを含んだ金額を請求するような葬儀業者を利用してしまう危険性です。
上記の2つの会館は、透明な値段設定の公益社が運営しているので、そのようなことはありません。どんな式にしたいかという希望や予算についてご相談した上で、最初からオプション料を含めた、１円単位の見積もりを出しています。