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玉串とは?玉串の捧げ方と玉串料の相場について

玉串とは?玉串の捧げ方と玉串料の相場について

神式の葬儀・告別式で故人をお見送りする際には、玉串奉奠(たまぐしほうてん)と呼ばれる儀式を行います。仏式の葬儀での焼香にあたる玉串奉奠ですが、神式の葬儀・告別式に参加する機会は仏式と比べて多くはないため、正しい作法をご存知ない方も多いのではないでしょうか。 本記事では神式の通夜や葬儀・告別式に参列する前に知っておきたい、玉串奉奠の流れやマナー、玉串料の相場についてご紹介します。

目次
■玉串とは
■玉串奉奠とは
■玉串奉奠の流れ
■玉串料の相場

玉串とは

玉串(たまぐし)とは、榊・樫・杉などの木の枝に、紙垂(しで)や木綿(ゆう)を麻で結んで下げたもので、神道の神事において、参拝者や神職が神前に捧げます。玉串は、神前にお供えするものとして、米・酒・魚・野菜・果物・塩・水などと同様に重要な意味を持っています。

玉串には榊が使用することが一般的です。榊には神様が宿るとされており、神様への捧げものとして古くから用いられてきました。北海道では櫟(いちい)、沖縄県ではガジュマルを用いることもあります。玉串についている白いギザギザの紙を紙垂といいます。紙垂は、神社の注連縄(しめなわ)や神主が手にしている祓串(はらえぐし)や大麻(おおぬさ)にも用いられます。紙垂のギザギザは雷を表し、雨乞いをして豊作を祈るという意味と、雷により邪悪なものを祓うという二つの意味が込められています。

神式の葬儀・告別式、七五三やお宮参りの際に行う「玉串奉奠」では、この玉串を祭壇に捧げます。奉奠(ほうてん)は、謹んでお供えすることを意味し、玉串奉奠は神様に玉串を謹んでお供えするという意味を持ちます。

玉串の由来と役割


古事記の「天の岩戸開き」の場面において、神である布刀玉命(ふとだまのみこと)が、榊に玉や鏡などを付けて岩戸の前に捧げたことが玉串の由来であると考えられています。古くから、玉串は神霊の依代(よりしろ)と考えられてきました。依代とは、神霊が寄り付くもの、宿るものを意味します。神様の依代である玉串に祈りを込めて捧げることで、祀られている神様と祀る人との霊性を仲立ちするという役割を果たしています。

玉串の作り方


最近は、神主に祈祷を依頼する人が玉串を用意することが難しいことから、玉串は神社や葬儀社で用意するようになりましたが、自分で作ることもできます。紙垂の作り方は、神道の流派によって異なります。代表的な三つの流派の紙垂の作り方と榊の枝への付け方をご紹介します。

用意するもの:榊の枝、麻の紐、A4サイズの白い紙(習字の半紙がおすすめです)、ハサミ

●吉田流紙垂の作り方
玉串の紙垂の中で最もよく目にするのが吉田流です。
①A4サイズの用紙を4等分に切り、切り分けたそれぞれの紙を真ん中で2等分になるように折ります。
②山が左側にくるようにして持ち、縦4等分、横3等分になるように定規で線を引きます。
③紙の左上2/3、中央の下側2/3、右の上側2/3の部分にそれぞれ切り込みを入れます。
④切り込みを入れた紙を左から手前へ向かって折り返すことを繰り返し行います。
⑤左側の頭の部分を三角に折ります。

●白川流紙垂の作り方
白川流は、吉田流と見た目はよく似ていますが、折り方が少し異なります。①~③までは吉田流と作り方は同じです。
④1回目は手前に向かって折りますが、2回目は向こう側に折り、3回目は手前に折ります。

●伊勢流紙垂の作り方
伊勢流は、吉田流や白川流よりも作り方が簡単です。A4サイズの紙に切り込みを縦に2本入れて、左右の紙を下に垂らします。

紙垂が出来たら、榊に付けます。紙垂の三角の部分を榊の上部に持って行き、麻紐を使って榊の上部に結び付けます。

玉串奉奠とは

玉串奉奠(たまぐしほうてん) とは、神道の神事において神前に玉串を捧げる儀礼です。玉串奉奠は、葬儀や結婚式、お宮参り、七五三、地鎮祭などの神道の儀式で行われる神道において重要な儀式です。神式の通夜や葬儀・告別式は「神葬祭」と呼ばれ、故人への哀悼の意を表すために玉串奉奠を行います。玉串奉奠は、仏教の葬儀・告別式で行われるお焼香にあたります。

お焼香は葬儀のみで行われますが、玉串奉奠は神道において慶事・弔事にかかわらず執り行われます。慶事における玉串奉奠は、参列者が自分の心を託した玉串を神に捧げるという意味をもちます。

玉串奉奠の流れ

●葬儀・告別式における玉串奉奠の手順
1.玉串を神職から受け取る
喪主、ご遺族に一礼します。神職の方へ進み一礼して、神職から玉串を両手で受け取ります。右手で玉串の根本を上から持ち、左手で葉先を下から持ちます。右手でしっかりと根本を持ち、左手は神職が持っている場所よりも枝の先端に近い方から受け取り、手を添えます。玉串を胸の高さで葉先が少し高くなるようにやや斜めに持ち、神前の玉串案と呼ばれる玉串を置く台の前まで進んで一礼します。

2.玉串に祈念する
玉串を時計回りに90度回転させて縦にし、左手で玉串の枝(根本)を持って右手は葉の下に添えます。軽く目を閉じて、故人に対する感謝や哀悼の意を込めます。(2~3秒程度)

3.玉串を玉串案に置く
玉串の枝(根本)が手前に来るように玉串を時計回りに180度回転させます。玉串の枝(根本)を祭壇に向け、両手で玉串案に置き玉串を故人に捧げます。

4.二礼二拍手一礼
玉串を置いたら、祭壇の方を向いたまま、右足から一歩後退し、深く二回礼をします。葬儀の場合には、音をたてずに二回しのび手を打ち、最後に深く一礼をします。しのび手とは、音をたてないように打つ拍手のことです。一方、祭事の場合には、二回柏手(かしわで)を打ちます。柏手とは神道において、神様を拝む際に、両の手のひらを打って音をたてる礼拝作法をいいます。二歩後退して向きを変え、神職とご遺族に会釈をして自分の席に戻ります。

玉串料の相場

神道の神事において、神様のお供え物として玉串の代わりに納めるお金を玉串料といいます。葬儀や結婚式、お宮参りなどのご祈祷の謝礼という意味も持っています。玉串料と同様に神事に伴う場面で用いられるのが「初穂料」です。初穂は「その年の最初に収穫された稲」を意味し、古くは農作物が無事に収穫できたことを感謝するために、神様に初穂を納めていました。

葬儀(神葬祭)などの弔事では初穂料は不向きとされているので、玉串料を用います。お守りやお札を受ける際は初穂料、七五三やお宮参り、結婚式、厄払いなどは、玉串料でも初穂料でも問題ありません。

●喪主として通夜・葬儀を行う場合
遺族が神職に対して支払う玉串料の相場は、300,000~400,000円です。
神事や祈祷の種類によって明確な金額を定めている神社もあるので、依頼をする際にお納めする金額を聞いてみるとよいでしょう。
金額を伝えてきた場合には、その金額をのし袋に入れて納めます。「お気持ちで結構です」と言われた場合には、相場の金額を目安に包みます。

●通夜・葬儀に参列する場合
参列者が納める玉串料の相場は、仏式の香典と同じくらいと考えて問題ありません。故人との関係性や地域によっても金額は異なります。
親・兄弟・親族の葬儀 30,000~100,000円
知人や友人の葬儀 5,000~10,000円
会社の同僚や部下、隣人の葬儀 3,000~5,000円

●慶事の場合
お宮参り・七五三 5,000~10,000円
結婚式 50,000~100,000円
地鎮祭・新車の安全祈願など 20,000~30,000円

玉串料を納めるのし袋


玉串料を納めるのし袋は、その金額や弔事、慶事によって異なります。

弔事の場合、玉串料が5,000円以下であれば水引が印刷されたもの、5,000~30,000円以下であれば黒白又は双銀の水引、30,000円以上は双銀の水引で包みが高級和紙のものを選んで下さい。

蓮の花が描かれている香典袋がありますが、蓮の花は仏教のシンボルであるため神式には向いていません。同様に百合の花や十字架のデザインが施されているものも、神式には向いていません。慶事の場合は紅白ののし袋を選んで下さい。

のし袋の中に入れるお札について


玉串料を納める場合、中に入れるお札の状態も弔事と慶事で異なります。

弔事の場合、新札を使うことはマナー違反ですが、わざわざお札をクシャクシャにして入れることは良くありません。新札ではない綺麗なお金を使用するか、新札しかない場合には一度折り目をつけてから入れて下さい。地域によっては、奉納するお札の状態にルールが決められていることもあります。
また、弔事の場合、お札の表面(一万円札、五千円札、千円札では肖像のある面)が袋の裏側を向くように入れます。外包は下を先に折り、そこに上側の紙を被せます。お札を2枚以上入れる場合には、必ずお札の向きを揃えて入れて下さい。

慶事の場合はそれらの反対で、お札の表面を上にして中袋にお金を入れます。外包の裏は下側が上に来るようにして折ります。

のし袋の水引の結び方


玉串料の水引は、祝儀であるか不祝儀であるかによって異なります。通夜や葬儀に使用する不祝儀袋の水引は、銀色か黒と白の二色のものを使用します。地方によっては黄色と白の二色の物を使うところもあるので、親族やご友人などに確認して下さい。

水引の結び方は、蝶結びと結び切り、鮑(あわじ)結びがあります。不祝儀の場合は、結び切りか鮑結びを使います。どちらの結び方も簡単には解けない結び方であることから、これ以上不幸が重ならないようにという意味があります。不祝儀袋に水引が印刷されているものを使っても、問題ありません。

七五三やお宮参り、地鎮祭の場合には、蝶結びの水引を使用します。

玉串料を納めるのし袋の書き方


のし袋に氏名や金額を書く時には、筆ペンを使用することがマナーです。葬儀・告別式で納める玉串料は薄墨を使って筆で書きます。市販されている薄墨ペンを使用しても問題ありません。ボールペンやサインペンで書くことはマナー違反になるので、注意しましょう。

表書きは、水引を境に、上段の中心に「玉串料」または「御玉串料」と書きます。下段に「氏名」を書きます。氏名は「玉串料」よりもやや小さめに書きます。
連名で書く場合には、年長の順番で右から左に並べて書きます。同格の場合には五十音順に、同じく右から左に書きます。夫婦連名で玉串料を出す場合には、夫の名前を右に、妻の名前を左に書きます。文字の大きさは全員統一します。七五三やお宮参りでご祈祷を受けた時には、下段に親御さんではなく七五三を迎えた子供やお宮参りのご祈祷を受けた子供の名前を書きます。

中袋の表面には、漢字で金額を書きます。「金参萬円」や「金参萬円也」と記します。金額を書く際には、「一」や「二」ではなく「壱」や「弐」といった大字 と言われる画数の多い漢数字を使用することがマナーです。漢数字のあとに付ける「円」は「圓」でも「円」でもかまいません。また、古くから金額の後ろに「也」を付けることがマナーとされてきましたが、現代では「也」を付けないことが一般化しています。

一万円→壱萬円・壱萬圓
三万円→参萬円・参萬圓
五万円→伍萬円・伍萬圓
十万円→壱拾萬円・壱拾萬圓

中袋の裏面は、玉串料の奉納者の住所と氏名を書きます。

のし袋の出し方


葬儀で納める玉串料は、参列者は葬儀会場の受付でお渡しするか、お悔やみの挨拶とともにご遺族に直接お渡しします。喪主を務める場合は、神職にお渡しします。いずれも、弔事用の袱紗(ふくさ)に入れて持ち運び、袱紗から取り出してお渡しします。

通夜・葬儀などの弔事には紫や緑など地味な色の袱紗を使用します。不祝儀袋を渡す際には、受け取る方にのし書きの文字が読めるように向きを変えて両手で渡します。

日本で行われる葬儀の多くが仏式であるため、神式の葬儀に参列する機会はそう多くはありません。しかし、葬儀における玉串奉奠は故人に弔意を表し、祈りを捧げる大切な儀式ですので、作法や流れを把握しておくと安心です。

玉串料は通夜、葬儀・告別式、仏式の法要でいう一回忌にあたる一年祭などの弔事だけでなく、七五三やお宮参り、地鎮祭でも奉納します。玉串料を納める際には、神様に対する感謝の気持ちを込めて奉納しましょう。

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