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喪に服す(服喪)とは何か?服喪期間中の過ごし方について

喪に服す(服喪)とは何か?服喪期間中の過ごし方について

服喪とは「喪に服す」という意味です。
服喪期間中には、やるべきことと、やってはいけないことがあります。故人を偲ぶ期間であるため、お祝い事を避けるなどの制限があります。
明治時代には「服忌令」に定められた通りに過ごす必要がありましたが、戦後に廃止されました。
現在は法令による定めはありませんが、一般的に服喪期間中はどのように過ごしたら良いのか、についてご紹介します。

【目次】

■服喪とは?
■服喪中と喪中の違い
■服喪の期間について
・故人との関係性による服喪期間
・宗教による服喪期間の違い
■服喪期間中にやるべきこと
・故人を偲ぶ
・四十九日法要の準備
・遺品整理をする
・喪中はがきを出す
■服喪期間中は避けるべきこととは?
・慶事への出席・開催を控える
・参拝・祭事の参加を控える
・年賀状を出さない
・お正月のお祝い
■服喪は状況に合わせて臨機応変に

服喪とは?

服喪(ふくも)とは、身内が亡くなったときに一定の間、喪に服することです。
服喪中は謹慎した生活を行うことが風習となっていました。お酒をはじめとする嗜好品を避け、外出をすることも控えて家の中で謹慎します。
現在は制限が緩くなり、普段と同じ生活をすることもあります。

服喪中と喪中の違い

「服喪中」と似た言葉でよく耳にする「喪中」という言葉がありますが、どのような違いがあるのでしょうか。

「服喪中」も「喪中」も、身内が亡くなったときに一定のあいだ喪に服することを指し、同じ意味の言葉です。「喪中」は「服喪中」を省略したものであるといわれています。「服喪中」のほうが故人を悼むという意味合いが強いのですが、どちらを使っても問題ありません。近年では「喪中」という言葉を使うことのほうが多くなっています。

喪中に似た言葉で「忌中(きちゅう)」がありますが、忌中は喪中の中に含まれる期間です。「忌」には故人の祀りに専念する期間という意味があります。忌中は、仏式では故人が亡くなってから四十九日の法要まで、神式では五十日祭までの期間とされています。

服喪の期間について

服喪の期間は、故人との関係によって異なります。さらに、宗教によっても服喪の期間には違いがあります。ここでは、服喪の期間について、ご説明します。

故人との関係性による服喪期間


服喪期間は、一般的に1年間とされています。服喪明け(喪中明け)は目安として「一周忌」の法要後です。その中でも、故人との関係性によって分かれており、次の通りと認識されています。

父母・養父母・義父母:12ヶ月~13ヶ月
子供:3ヶ月~6ヶ月
兄弟・姉妹:1ヶ月~3ヶ月
祖父母:3ヶ月~6ヶ月

服喪期間は戦前まで、明治7年に定められた「服忌令」が公的な基準とされていました。服忌令では、父母の服喪期間が1番長く「服」が3ヶ月、「忌」が50日と定められています。それ以外の親族は、親等によって期間が異なり、離れると期間は短くなっていました。戦後は、官公庁などで職員の服務規程に「忌引き」の期間が定められ、配偶者は10日間、父母は7日間とすることが一般的となりました。地域によっても異なるため、地域の慣例に従うことが適当とされています。

宗教による服喪期間の違い


服喪に関する考え方は、宗教や宗派によって異なります。これは、死に対する考え方の違いによるものです。仏教において「死」は、生の苦しみから解放されて、別の世界へ生まれ変わるための通過点であると考えられています。故人が無事に生まれ変わることができるよう願い服喪期間を過ごします。

仏教の中でも浄土真宗は考え方が異なるため、服喪期間はありません。浄土真宗では亡くなると、すぐに仏様になると考えられているためです。
キリスト教は、死ぬことは神様の元に戻ることと捉えられているため、服喪期間がありません。親しい方の死は悲しいことですが、同時に喜ばしいことでもあり、遺族もやがて死を迎え、死後には天国で故人と再会できると考えられているのです。

服喪期間中にやるべきこと

服喪期間は、故人を偲び喪に服す期間とされていますが、その後に行うべきことの準備期間でもあります。以下では、服喪期間中にやるべきことをご説明します。

故人を偲ぶ


服喪期間中にもっとも大切なことは、故人を偲ぶことです。具体的に故人を偲ぶこととして、仏壇の前で手を合わせる、線香をあげる、お供え物を供えるなどが挙げられます。「にんべんに思う」と書く「偲ぶ」という文字には、故人や先人のことを懐かしく思い出すという意味があります。服喪期間中は、故人への思いを馳せる期間でもあるのです。

四十九日法要の準備


服喪期間中に四十九日法要の準備をすすめる必要があります。葬儀から四十九日法要までは、ゆったりとした時間がありません。スムーズに行うためには、事前の準備がとても重要です。四十九日法要の準備は以下の通りです。

1.四十九日法要の日程調整
まず、四十九日法要の日程を決めます。親戚などに集まってもらうことを考えて、四十九日前の土日に設定することが一般的です。四十九日法要は、友引などの六曜を気にする必要はありません。四十九日よりも後に法要を行うと、故人が来世へ行くことに戸惑ってしまうため、四十九日よりも前に設定してください。

2.会場の決定
日程が決まったら、会場を決めましょう。四十九日法要の会場は、お寺、自宅、葬儀場などが一般的です。葬儀を終えたらすぐに手配します。遅くても1ヶ月前までには決めるようにしましょう。

3.僧侶の手配
四十九日の法要は、僧侶がいなければ行うことができません。日程、会場が決まったら僧侶に依頼をしてください。お墓の準備ができている場合は、四十九日法要と一緒に納骨式も行います。その旨もあわせて僧侶に伝えておきます。

4.お布施の用意
四十九日法要では、僧侶に読経してもらいます。読経料は、お布施としてお渡しすることが慣例です。お布施の金額は決まっているわけではありませんが、3万円~5万円が相場といわれています。お寺によっては、金額が決まっていることもあるので、確認しておきましょう。

5.案内状の作成と送付
四十九日法要の日程が決まったら、参列者への案内状を作成します。参列者の範囲は、故人からの希望がない場合は、一般的には親族全員を招きます。案内状の内容は以下の通りです。

●故人名
●施主名
●四十九日法要を行う旨
●四十九日法要の日程と場所
●会食の案内
●法要の内容(納骨・卒塔婆供養・墓参りなど)

案内状は「縦書きにする」や「句読点を使わない」というマナーがあります。出欠の確認が1ヶ月前には済ませられるように、往復はがきを使って案内状を送付しましょう。

6.仏壇や本位牌の手配
先祖代々の仏壇がある場合は、特に用意する必要はありません。新しく仏壇を用意する場合は、僧侶に開眼法要をしてもらう必要があります。四十九日法要に合わせて開眼法要を行うことが、通例となっています。もし仏壇が間に合わなければ、後日行っても問題はありません。一周忌までには開眼法要を終わらせておきましょう。

そして、仮位牌である白木位牌から本位牌にします。本位牌を依頼すると1~2週間程度かかるため、できるだけ早く依頼すると良いでしょう。すでに仏壇がある場合には、他の位牌の大きさとバランスが悪くならないように、依頼する仏壇店に大きさをきちんと伝えておきます。

7.会食の準備
四十九日法要の後に「御斎(おとき)」と呼ばれる会食を行います。お寺や葬儀場で四十九日の法要を行う場合は、会場の近くで会食を行うことが一般的です。自宅で行う場合には、仕出しのお弁当を手配することが多くなっています。会食を行う場合には、予約の際に法要であることを必ず伝えてください。法要に適した料理を用意してくれます。

8.香典返し・引出物の手配
香典返しは、一般的に四十九日後に行います。四十九日法要の当日に参列者にお渡しする引出物と一緒に準備すると良いでしょう。香典返しの金額は、いただいた香典の金額の半分から3分の1くらいが相場です。例えば、1万円の香典をいただいたら3千円~5千円くらいの品物を用意します。

香典返しは「不祝儀を残さない」という考えから、後に残らない品物を選ぶことが良いとされています。お茶やコーヒーなどの食べてなくなるものが定番です。また、賞味期限の長い品を選ぶと良いでしょう。

遺品整理をする


遺品整理は、いつまでに行わなければならないという決まりはありません。一般的には、四十九日法要が終わってから行うことが多い傾向にあります。悲しみの中にいる遺族にとって、遺品整理を行うのは辛いことですが、あまり遅くなるよりも、四十九日法要後が良いタイミングといえます。

故人が賃貸住宅に住んでいた場合は、不動産業者との契約が切れるタイミングや家賃の関係で、早目に遺品整理をはじめても良いでしょう。故人の荷物の量にもよりますが、遺品整理にはかなりの時間と労力が必要となります。時間に余裕をもって始めることをおすすめします。

喪中はがきを出す


服喪期間中は、喪中のはがきを出します。喪中はがきを出す範囲は、一般的に2親等までですが、厳密な決まりがあるわけではありません。3親等以降であっても、喪に服したい方は喪中はがきを出しても問題ありません。毎年年賀状のやりとりをしている方には、喪中はがきを出しましょう。

喪中はがきを出す時期は、11月中が適しています。行き違いを防止するために、遅くても12月15日までには出すようにしてください。年末近くに不幸があった場合には、寒中見舞いで喪中であることを伝えましょう。喪中はがきを出していない方から年賀状が届いた場合は、1月7日を過ぎてから寒中見舞いを送ります。寒中見舞いには、不幸があったため返礼が遅れたことへのお詫びを書き添えます。

仕事上の関係先に年賀状を送るという方も少なくないでしょう。服喪中ということはプライベートな情報なので、仕事と切り離して考える方が多い傾向にあります。そのため、仕事上の関係者には例年通り年賀状を出すことが多くなっています。プライベートでも親族の死去を友人や知人に知らせる必要はないと考える方が増えており、近年は年賀状を出す方も増えているようです。

服喪期間中は避けるべきこととは?

服喪期間中は、故人の冥福を祈るため派手なふるまいは控えることが肝心とされています。特に、服喪期間中の忌中といわれる期間は、外出することも避け、家の中で静かに過ごすべきであるとされていました。
近年では、派手なふるまいは控えるものの、厳格に行動を制限することは少なくなっています。ここでは、具体的にはどのようなことを避けるべきなのかご紹介します。

慶事への出席・開催を控える


服喪期間中は、お祝いごとは慎むべきとされています。結婚式、祝賀会などの慶事への出席や開催は控えることが一般的になっています。結婚式は、自分が挙げることを避けることはもちろんですが、他人の結婚式に参列することも控えましょう。どうしても参列したい場合には、新郎新婦に相談してみてください。新郎新婦と両家のご両親が気にしないのであれば参列してもかまいません。
近年は四十九日を過ぎていれば問題ないという考えが増えています。同居している家族以外の喪であれば参列してもかまわないという考えもあります。いずれの場合も、新郎新婦に相談することを忘れないようにしましょう。

参拝・祭事の参加を控える


服喪期間中は、神社への参拝はできません。服喪の由来は、神道の「死=穢れ」という考え方にあります。聖域である神社に穢れを持ち込むことは禁止されているため、参拝は控えなければなりません。
神道においての忌中である50日が過ぎれば、神社への参拝はできるとされています。ただし、地域や神社によっても異なるので確認してから参拝するようにしましょう。また、お正月行事である初詣は控えたほうが良いという考えもあります。

年賀状を出さない


年賀状は、新年を祝う挨拶状です。年賀の欠礼を詫びる喪中はがきを出し、服喪であることを事前に伝えておきます。季節の挨拶としては、年賀状ではなく寒中見舞いを出しましょう。

お正月のお祝い


玄関にしめ縄や門松などの正月飾りをすることは避けます。おせち料理やごちそうを用意することもしないのが慣わしです。お年玉をあげることは、厳密にいうと避けたほうが良いでしょう。しかし、子供にとっては楽しみなことなので、ポチ袋に「お小遣い」と書いてあげるのであれば問題ありません。

服喪は状況に合わせて臨機応変に

服喪とは、身内が亡くなったときに喪に服することです。
よく耳にする「喪中」とは、服喪中を略した言葉です。服喪期間は、亡くなった方との関係性によって異なります。宗教や宗派によっても異なりますので、確認しておくのが良いです。服喪期間中は避けるべきことだけでなく、やるべきこともあります。地域や宗教によっても異なりますが、避けるべきこととやるべきことを見極めて、服喪期間を過ごしましょう。

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