葬儀の事前準備
知識
2019/07/30
喪服が急に必要になったときの“対処法”を知ろう
「急にお通夜や葬儀に参列することになった時に、喪服を持っていなくて困った経験がある」という方は、案外多いものです。今回は、喪服が急に必要になったときに喪服以外で代用できる方法や、喪服を急いで用意する方法などを解説します。
喪服が急に必要になった!手持ちの服で代用する方法は?
「急な訃報を受け、お通夜に向かうことになったものの、喪服がない」という場合、どうすればよいのでしょうか?
結論から申し上げると、友人や職場の方などの親族以外のお通夜であれば、平服で大丈夫です。このとき、もし準備する時間があるなら「略礼装」にするとよいでしょう。
略礼装は、喪服の代用となるような雰囲気の「黒に近い落ち着いた色味」で「光沢の少ない服」がベターです。黒いスーツがあればそれを着用し、持っていない場合は喪服に近いダークカラーのスーツ(できれば無地のもの)を着れば大丈夫です。ネクタイは黒・もしくは濃い色が好ましいでしょう。
女性の場合は、色や光沢のほかに「露出の少ない服装」を心掛けるのも大切です。例を挙げると「黒無地のワンピースに黒ストッキング」や「シンプルなアンサンブル」などが適しています。さらに、身に付けているアクセサリー類は外しておきましょう。
仕事帰りにそのままお通夜へ向かう場合など、時間がなく喪服の購入が難しい場合は普段着でもかまいません。
その代わり、ご遺族の方々へ「訃報を聞いて急いで駆け付けました」とひと言伝えるなどの心配りをするようにしましょう。
喪服が必要な場合、急いで用意する方法は?
親族以外のお通夜では平服でも問題ありませんが、遺族としてお通夜に参加する場合は、喪服を着用する必要があります。これは「親族が喪に服していることを示す」という“喪服の本来の意味”を表すためです。また、葬儀・告別式の場合は正式な「セレモニー」であることから、参列者の全員が喪服を着ることが基本になります。
必ず喪服が必要な状況で、急いで喪服を用意するには、大きく分けて3つの方法があります。
他の人に借りる
喪服を急ぎで間に合わせるとなると、家族・友人などに喪服を借りる方法を思いつく人が多いでしょう。このとき気をつけたいのが、喪服のサイズです。自分の体形と似ている人から借りないと、不格好になりやすいので気をつけましょう。
即日仕上げのお店で購入する
AOKI、洋服の青山などの大手スーツ量販店ではフォーマルウェアも取り扱っています。裾上げなどの簡単な仕立て直しであれば、即日で受け取りができることがありますので、確認の上、活用するとよいでしょう。
ただし、ウエスト直し等の大掛かりな仕立て直しは日にちがかかることが多いので注意が必要です。
葬儀社などの喪服レンタルを利用する
葬儀社や貸衣装業者から喪服をレンタルすると、サイズを測って自分に近いサイズの喪服をレンタルすることができます。葬儀社がレンタルサービスをおこなっていない場合でも、貸衣装業者を紹介してもらえることがあるので、確認してみましょう。また、他にはインターネットの喪服レンタルサービスを利用して喪服を借りるという方法もあります。
喪服が急に必要になってもあわてないよう、早めに準備を!
以前は「あらかじめ喪服を用意するのは失礼にあたる」とされていましたが、近年はそのような認識が変化しつつあります。急な訃報にも対応できるよう、あらかじめ喪服や小物類のセットを揃えておくと安心です。また、すでに喪服を持っている方でも、喪服の状態やサイズなどを定期的にチェックするようにしましょう。
葬儀に関する服装についてはこちらもご覧ください。
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