葬儀
知識
2019/11/12
寝台車と霊柩車って何が違うの? 手配の方法についても知っておこう
寝台車と霊柩車って何が違うの? 手配の方法についても知っておこう
葬儀にあたってご遺体を運ぶときに使用する車といえば、霊柩車を思い浮かべる方がほとんどだと思います。しかし、亡くなった方を運ぶためには寝台車と呼ばれる車を使うことが一般的です。
霊柩車と寝台車にはどのような違いがあるのでしょうか? ここでは双方の違いや、手配するときの注意点について詳しくご紹介いたします。
霊柩車とはどのような車のこと?
霊柩車は、ご遺体が納められた棺を葬儀場から火葬場まで運ぶときに用いられる車です。
霊柩車は、かつては後部に神社や寺院の建物や輿を作りつけた宮型と呼ばれるスタイルのものが一般的でした。しかし近年では宮型霊柩車は減少しており、リムジンのような形をした洋型霊柩車が増えています。小規模の葬儀や家族葬をする方にとって宮型霊柩車は仰々しく感じられるということもあり、落ち着いた雰囲気の洋型霊柩車が選ばれやすい傾向にあるのです。
霊柩車は前方ドアの下部に「霊柩」または「霊柩限定」と書かれています。8ナンバーで緑色のナンバープレートをつけているのも特徴です。法律上はご遺体は貨物という扱いになり、霊柩車を運転するためには一般貨物自動車運送事業(霊柩限定)の許可が必要です。
寝台車とはどのような車のこと?
寝台車というのは、主に病院からご遺体を運ぶときに用いられる車のことをいいます。
通常、亡くなった病院では納棺がおこなわれず、葬儀の前には故人を自宅に連れて帰って布団などに寝かせる、または葬儀会館の安置室へとお運びすることとなります。
寝台車は、ご遺体を搬送するために担架やストレッチャーが固定できるようになっています。ご遺体を搬送するための寝台車は、霊柩車と同じように8ナンバーで緑のナンバープレートをつけています。寝台車の運転にも、貨物自動車運送事業法に基づいた許可が必要です。
寝台車を手配するときに気をつけたいこと
事前に葬儀を依頼する葬儀社を決めていた場合、病院から葬儀社へ連絡すると寝台車でお迎えに来てくれます。
葬儀社を決めていない場合、病院と提携している葬儀社が来て葬儀の段取りを進めることがあります。このタイミングで葬儀社が寝台車の手配をするケースも多いものです。
しかし、病院提携の葬儀社に必ず依頼しなければならないという決まりはありません。こういった場合には、葬儀に関してはあらためて決定していくという旨をはっきりと伝えた上で、寝台車での搬送のみをお願いするとよいでしょう。
理想的には事前に葬儀を依頼する葬儀社を決めておくことをおすすめいたします。
寝台車と霊柩車はしばしば混同されがちですが、寝台車は病院などから自宅などへの安置先へご遺体を運ぶための車輌であり、霊柩車は葬儀式場から火葬場へと出棺するものという明確な違いがあります。
遺族にとってはあまり経験のないことですが、葬儀社がすべて手配してくれますのでご安心ください。事前に信頼できる葬儀社に相談しておくとより安心です。
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